パリのセーヌ河岸

世界遺産「パリのセーヌ河岸」は、フランスの首都パリの中心を流れるセーヌ川の川岸のうち、シュリー橋からイエナ橋までのおよそ8kmが登録対象となっている。そのセーヌ河岸に点在する建築物は、2000年を超える町の歴史と発展を今に伝える。

フランスといえば、ファッション、芸術、ワイン、フランス料理、そして世界遺産。そんなイメージのオシャレなフランスにオッサンばっかりで研修旅行に行ったのさ。

パリまでは、ボーイング777-300ER (77W)にがんばってもらう。 全長 73.9 m 、全幅 64.8 m 、全高 18.5 m 、巡航速度 890 km/h 、航続距離 14,700 km 、最大運用高度 13,100 m 、最大離陸重量 348.8 ton 、エンジン型式名 GE90-115BL 、エンジン推力 52,160 kg X 2基 、搭載燃料量 181 kl

成田空港からパリ・シャルル・ド・ゴール空港まで12時間半ほどのフライト。あぁ~遠いなぁ~、というか成田まで来るだけで、すでにほぼほぼ疲れている。

エコノミークラスの機内の楽しみはメシと酒と映画とCA。と思っていたが、隣の席に乗り合わせた横浜のお姉さんは、これからパリの美容学校へ留学らしい。ナンじゃカンじゃとお喋りに付き合ってくれて、12時間の空の旅は退屈しなかった。スーパードライともしばらくお別れかもな、などと味わう。

ようやく半分くらい来たのか。エコノミークラスだけに、エコノミークラス症候群にならないように、キャビンの後ろでスクワットなどしてみたり。

動いてないのにハラは減る。フランスに近づくとワインがいいよね。

もう腰が限界、早く着いて下さい。

ということで、パリに到着。シャルル・ド・ゴール空港からはバスでパリ市内へ移動。散歩しながら昼メシを食いに行く。

パテってやつ。ワインは水代わりにガブ飲みする。

店内はこんな感じ。地元の客が大半を占めている。

そして白身魚のクリームソース。もちろんワインは水代わりにガブ飲みする。デザートは甘い甘いプリンでした。

パリで泊るホテルは13区のフランス通り沿いにあるPark&Suites。オシャレなシティホテルだが、部屋はデザイナーズルームで益々オシャレ。

翌日は朝からパリ観光。ひとまず地下鉄でシテ島付近に向かう。切符はこんな感じの素っ気無いもの。

Bibliothèque François Mitterrand駅からSaint-Lazare行きに乗る。Châtelet駅で降りると世界遺産がジャブジャブある地域。

パリ市庁舎(Hôtel de Ville)。パリ・コミューンで焼失し1882年に再建され、現役の市庁舎として使われている。白い壁とグレーの屋根のルネサンスの様式の建物で、外観にはフランスの歴史的人物136体もの像で飾られている。​

オー・シャンジュ橋(Pont au Change)からシテ島を望むと、ノートルダム大聖堂が見える。手前の建物は裁判所(Greffe du Tribunal de commerce de Paris)とオテル・デュ AP-HP病院。

コンシェルジュリー(Conciergerie)。元々はカペー朝の王の宮殿として建てられたが、1370年から牢獄として使用された。フランス革命の時代には多くの王族、貴族などの旧体制派が収容され、1793年にはマリー・アントワネットも投獄された。

コンシェルジュリーからセーヌ川に架かるヌフ橋を望む。

パレ・ド・ジュスティス(Le palais de justice de Paris)パリ司法宮。かつては王会の建物。破毀院、パリ控訴院、パリ重罪院、パリ大審裁判所、検察局及び弁護士会など主要司法機関が置かれている。

さすがフランス。プジョー308のパトカーはトリコロールカラーでオシャレ。フランス国旗のトリコロールは、フランス革命のときにパリ市民軍の帽章の赤と青と、ブルボン朝の象徴である白百合の白を組み合わせたことに由来している。

パリのノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)。1163年に着工し、1345年に完成。工事は182年間もかかったとさ。

門は3箇所。左から聖母マリアの門、最後の審判の門、聖アンナの門。

門の上にはユダヤとイスラエルの王28名の彫像が並ぶ。

構造は下から大アーケード、トリビューン、高窓の3層構造。全長127.50m、身廊の高さは32.50m、幅は12.50m。

大聖堂内には9,000人も収容できる。

祭壇上部のステンドグラス。

祭壇。不思議と心落ち着き謙虚な気持ちになる。

至福の永遠のばら、というステンドグラス 。

パームファウンテン、シャトレの噴水(Fontaine du Châtelet)。この泉はナポレオン1世の勝利を記念して、パリの人々に無料の飲料水を提供することを目的に1808年に完成した。

ルーヴル宮殿(Palais du Louvre)東ファサード。ルーヴル宮殿は、1682年にフランス王ルイ14世がヴェルサイユ宮殿に移るまで、歴代フランス王の王宮として使用されていた宮殿。

ルーヴル宮殿、シュリー翼。

カルーゼル凱旋門(arc de triomphe du Carrousel)。高さ19m、巾23m、奥行7.3m、ナポレオンの勝利を祝するために、ローマにあるコンスタンティヌスの凱旋門をモデルに、1806年から1808年にかけて建設された。

ルーヴル美術館のメインエントランスとなるルーヴル・ピラミッド。ピラミッドの真下に入口がある。ルーヴル宮殿がルーヴル美術館として正式に開館したのは1793年。所蔵品は、古代エジプト美術部門、古代オリエント美術部門、古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門、イスラム美術部門、彫刻部門、工芸品部門、絵画部門、素描・版画部門の8部門に分類される。

サモトラケのニケ、紀元前190年頃。ギリシア、エーゲ海北東の島、サモトラキ島からパクってきた。

天井画。

天井も豪華絢爛。

モナ・リザ、レオナルド・ダ・ヴィンチ作。

宮殿内は豪華絢爛。

ミロのヴィーナス、紀元前130年頃。ギリシア、キクラデス諸島のメロス島からパクってきた。

タニスの大スフィンクス、紀元前2600年頃。アメン・ラー神殿の廃墟で発見されパクってきた。

日の出を礼拝する四匹のヒヒ。ルクソール神殿入口の西側にそびえていたオベリスクとともにエジプトからフランスがパクってきたもの。

これもパックてきたもの。

アメンヘテプ3世の名を刻む巨像の足と台座。紀元前1400年頃。台座の側面には、王に服従した南方の民たちの名が列挙されている。元の場所に返すのが先進国ってモンじゃないのか。

ウッフーン♂

オリャー♂

アハーン♀

自転車タイプのドリンク屋台。暑くてドリンクがバカ売れ! フランスは日本よりも物価が高い感じがする。コーラが1本250円くらい。

昼メシはトマトソースのパスタ。そして水代わりに、コーラよりも安いワインをガブ飲みする。

エッフェル塔(La tour Eiffel)。フランス革命100周年を記念してパリで第4回万国博覧会が開催された際、万博のシンボルとして建設された。建設当時の高さは312.3m。現在は放送用アンテナが設置され、324mとなった。

エッフェル塔は鋼製ではなく、鋼よりも炭素含有量が少なく強度の低い錬鉄でできている。

エッフェル塔は錬鉄で作られているため、防錆のためにも塗装は欠かせない。塗装の色はかつては赤褐色だったが、1968年の塗り替えの際にエッフェルブラウンと呼ばれている現在の色へと変更された。1色ではなく、パリの風景に合うように3色が使い分けられており、塔の下部は暗く、塔の先端部は明るい色調に塗り分けられている。

やっぱり、デザインはフランス人にはかなわないなぁ。

エトワール凱旋門(Arc de triomphe de l'Étoile)。ナポレオン・ボナパルトの命により、アウステルリッツの戦いに勝利した記念に、1806年建設が始まり1836年に完成した。世界遺産には登録されていない。

凱旋門の壁面には、ナポレオンの功績を称える精緻なレリーフ「1810年の勝利」が施されている。

裏側には名前がずらり。

284段のらせん階段をひたすら登ると、ブロンズ製の棕櫚の葉の装飾のある資料館に到着。お土産屋もある。

凱旋門の展望台からはパリ市内が360度見渡せる。凱旋門を中心に12本の通りが放射状に延びている様子もよく分かる。

シャンゼリゼ通り(Avenue des Champs-Élysées)。凱旋門の屋上からコンコルド広場の方角を望む。コンコルド広場の先にはルーヴル宮殿やノートルダム大聖堂がある歴史の線。

凱旋門の屋上から、ラ・デファンスの方角を望む。グランダルシュ(la Grande Arche de la Fraternité )という新凱旋門が見える。

シャンゼリゼ通りで、あえてハンバーガーを食う。

シャンゼリゼ通りで、あえてアイスを食う。

コンコルド広場(Place de la Concorde)。1755年、アンジュ=ジャック・ガブリエルによって設計され、当初は「ルイ15世広場」と呼ばれていた。フランス革命の勃発により、「革命広場」に改められた。フランス革命中には、ルイ16世やマリー・アントワネットのギロチン刑が行われた場所。1795年、現在の「コンコルド広場」という名前で呼ばれ始めた。1836年にエジプトのルクソール神殿からパクってきたクレオパトラの針(Luxor Obelisk)がひときわ目に付く。

コンコルド広場の噴水。

マドレーヌ教会(Église de la Madeleine)。聖女マドレーヌを守護聖人とするカトリック教会。